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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第2話 照星十字(ターゲット)

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2 - 29


(いたづら)に。

沈黙の時間が流れる。

今夜の琥珀(スコッチ)邪垂(やたら)と辛い。

その感想は何度目だろうか。


「冷たいのね。」

永き時はゆっくりと往き過ぎ。

観念したように先に口を開いたのは美女(ビューティ)の方。

応答(こた)えの替わりにグラスを(あお)る。

高矛(コン)

カウンターに降ろしたグラス。

音、硬く響く。


あんた。

俺を利用したな。

視線を()けないまま言葉を落とす。

「いけなかったかしら?」

視界の端。

僅かに視える頬の稜線。

それだけで。

対手(あいて)が悪気なく微笑んでいることが把握(わか)る。

報酬(ギャランティ)は十二分に()るわ。『私の』依頼人(クライアント)からね。元来(もともと)、今日は貴方とその商談(はなし)をしに来たのだけれど。」

隣で肩の動く気配。

(コケティッシュ)ましげに。

首を傾げているのだろう。







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