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自販機を使いたい奇特な方は、大柄な背中を小さく丸めて。

窮屈そうに、購入した缶コーヒーを自販機の根元から取り出します。

大柄な身体に似合わぬ穏やかな雰囲気を纏い、一目でそれなりの人物、それなりの地位にあるとわかる方ですが。

社内の地位がどれだけ高かろうが、どれほど社に貢献していようが。

自販機で缶コーヒーを買うには自販機さんに、頭を下げねばなりませんね。

人はみな、自動販売機の前には平等。

眼鏡は人生を哲学します。

自販機を使いたい方は缶コーヒー片手に経済新聞なぞを読んでおります。

一面トップは今をときめく、一酸化バリトンニューム中毒症の感染拡大。

それが世界の経済に与えている影響は数知れないでしょうが。

新聞社としてはネタがなくとも、それさえ書いていればそれらしく見える。

非常にお手軽な題材を、手にしたように思えます。

うまくやっているものですね。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。



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