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武運、武痢武痢。
武鬱、武痢武痢武痢武痢、武痢武痢武痢武痢。
深夜の静寂、揺動がす雷鳴。
深夜の暗闇、切咲く稲光。
ヘッドライトが眼下から照灯す。
ご機嫌な。
黒の愛車の登場だ。
…ったく。
お眼鏡はいつでも急展開だな。
好嗜が飲みかけなんだよ、せめてそのくらい完飲ませろ。
「それはかまいませんが…。おいしいですか?それ。」
「うん、ターゲッちが気に入ってくれて何よりだけど。ぼくが粗挽きポリグリップで淹れたんだよ。」
なんだよ、お馬鹿ら妙な顔して。
好嗜がどうかしたか。