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「はは、それはそれは。実に素晴らしいですなあ、弊社でも無駄な中間管理職の数ばかり増えておるのが頭の痛い問題でして。これを機に、ピコーンピコーン係長やピコーンピコーン課長を導入して組織のリストラクチャリングを計りたいものです。」

はっはっは、と穏やかな声が笑う。

彼もまた、何やら闇深い思惑を。

暗闇の中に大柄な身体を大きく揺らし、穏やかな声で穏やかに語る。

「ハー!!」

突如、闇の中からおかしな声と。

ピンと伸ばした右手が上がった。

変な声である。

「……発言どうぞ。」

<当番>の男が変な声の主に発言を許可する。

「我ガ社デモゼヒ、リストラクンニリングスヲ進メテイキタイ。」

「摘まみ出せ。」

円卓を囲む14人が一斉に手元のボタンを押す。

何故か自らも手元のボタンを押した変な声の主は、変な声を上げるまもなく腰掛けたパイプ椅子ごと暗黒の宇宙へと吸い込まれていく。

変な声の主である。





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