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「発言は挙手してからお願いします。」

例によって例の如く。

「本日の議題」の提示を中断された形の<当番>の男が、棘のある声を小太りに投げる。

小太りの影が怯えたように素首を竦め。

その反動で肉の余ったシルエットが、たぷんと一回大きく揺れる。

「一酸化バリトンニューム情報素を用いた新世代型情報伝達システム…親機(マスター)の発した命令(オーダー)が、一切のタイムラグなしに子機(スレイヴ)に伝わる…でしたかな?前回の騒動で、必殺!五人のハンサム団!…でしたか。件の彼らが暴走させたロボットが、都内の一酸化バリトンニューム触媒を使用しているありとあらゆる機械類…自家用車から戦車に飛行機、ブリキにタヌキに洗濯機、じじい、ペンギン、パトリまで…アッという間に支配下に置いてしまったのは、ソレを実用的なレベルで運用していたからだと聴いていますが。」

闇の中。

円卓の一角から、穏やかな声が話しかける。


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