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「ピコーンピコーン!ピコーン!ピコーンピコーンピコーン!!」
当番看守のやつはかなり怒っているな。
何をいっているのかはわからんが。
怒っていることはわかるぞ。
大丈夫だ。
おい、腹が減ったぞ。
「…ソニックぅ君…、ソニックぅ君…、…ん237ぁ番…だぁーよ…。」
なんだ。
隣のやつが237番だといっているな。
そうか。
俺は239番だと思っていたんだがな。
惜しかったな。
237番。
それを言えばいいのか。
それはピコーンピコーンではどういえばいいんだ。
「…ソニックぅ君…、普ぅ通んにぃ…言えば、いぃいとぉ、思ぅんよぉ…。」
そうか。
普通にいえばいいのか。
お前はうたうみたいなしゃべり方だな。
お前も普通にいえばいいと思うぞ。
「ピコーン!ピコーンピコーン!」
「…ほらぁ…、んぇえ、看守ぅサァンが怒ってぇるよぉーお…。」
そうだな。
怒っているな。
239!
239と俺は番号をいう。