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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第2話 照星十字(ターゲット)

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2 - 18

そもそも、だ。

孤高(ひとり)美学(ポリシー)に生きるこの俺が、だ。

わざわざこんな馬鹿をはじめ、珍妙な連中と(つる)んで裏稼業(しごと)を始めるなぞ。

それ自体が相当に異様な事で、間違いなく相当の理由があった(ハズ)なのだが。

何故か俺の記憶はひどく曖昧で、その辺の事だけがよく思い出せない。

俺が覚えているのは、だ。

何らかの依頼(ミッション)の際に、いつの間にかこの馬鹿と行動する羽目になっていて。

よくわからんうちに、馬鹿(コイツ)の仲間にされていた。

それくらいだ。

人間(ひと)には忘却するという能力が生来(デフォルト)に備わっている。

思い出せない事というのは、思い出す必要のない事。

思い出せない方が良い事。

どのみち。

この馬鹿絡みの話なぞ、ろくな物ではあるまい。

思い出そうとするだけ時間の無駄だ。

俺はそう考えることにし、それについてはもう諦めている。




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