第7話 ジングル
「俺様ちゃんが止まらない男。いま若者に人気ある外人、5人のギャングのノンストップ・ラヴェンダーちゃんだよ。5人のギャングもリアルな時間で3年目。なに。2年まえの俺様ちゃんは、もっと普通にかっこよかった。なるほど、じゃあいまはちょっともう、普通じゃないくらいカッコいいってことだね!」
「俺はターゲット。撃てば百発百中の狙撃手。狙撃った獲物は絶対に撃逃さないって有名なんだそうだ。なに。2年前の俺はもっと普通に口喋っていた。人とは所詮、撃放れた弾丸…たとえ間違いに気付いたとしても、撃戻るわけにはいかねえのさ。」
「ラジオコントロール、通称、ラジコン。得意分野は名前の通り、遠隔操作全般です。5人のギャングもリアルな時間で3年目に入ったそうですね。え。2年前の僕はもう少しだけやる気があった。はあ。気のせいでしょう。」
「ソニックだ。宇宙一の戦闘サイボーグ。なんでもかんでもぶっ壊してやる。2年前?腹が減っていたぞ。おい、腹が減ったぞ。」
「マシーンマンデス。ハッシャシマス。」
『俺たちは。』
『宇宙を駆ける天国地獄、最大収益、和風中華、表裏一体、絶縁素材、観光案内、健全養育。』
『弱きに施し、強きから奪う。』
『おはようのキッスからこんちはのハッグ、おやすみなさいのボディブローまで。』
『気分次第でなんでもござれ、宇宙時代の5人のギャング。』
『スペース・ギャング・オブ・ファイブ!』