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「んー。なんていうか。ターゲッちの言うみたいな、親心とか。情がわいちゃったとか、そういうのとはチョッチ違うと思うんだけど。俺様ちゃんもいい加減、モーンニングのおコーヒーから人類滅亡までを繰り返すのも飽きたっちゅうか、めんどくなってきたっちゅうか…ポンジュース?ここらでキッチリ決着つけて、終わりにしたい意思はあるのよ、ウン。でもさあ。」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーがその名に反し、珍しく途中で言葉を止める。
自分の感情が整理しきれないのか、はたまた理解できないのか。
暫しの間。
彼の眼は灰色の虚空を見上げ、次の言葉をその中に探し、探しきれずに静かに閉じる。
「…寝てませんか?」
「うん。ちょっとね。まあ、つまり…ナンダ。今回の件に関しては、なんていうか。俺様ちゃんの手で決着をつけなきゃいけない。俺様ちゃんそう思うんだ。」
都会の夜空に決意の眼差し。
燃える都心に呟き流る。