631/1502
6 - 186
闇夜に蒼い稲光り。
極限まで集中したハンサムなスナイパー、ターゲットの、極限まで狭まった視界の端で。
バチンッと破裂音を立て、『電撃イライラ棒』がスパークする。
「アボァ。」
極限まで集中したハンサムなスナイパー、ターゲットは、極限まで集中していたが故に避ける間もなく。
面白い悲鳴を上げどうと倒れる。
「ハッシャシマス。」
倒れた弾みで引き金が引かれ、謎のロボット、マシーンマンの変形した物干し竿。
超長距離対物狙撃用高出力レーザーライフルが、あらぬ方向へとエネルギー弾を放出する。
「…一応聴きますが、何をやってるんですか?」
眼鏡のエンジニア、ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。
「ごめんね、一発は一発だよ。あ、でも命中した。」
「ええ。確かに命中しましたね。」
眼鏡のエンジニア、ラジオコントロールの持つタブレットの画面の中。
「アボァ。」
甲冑の男が面白い悲鳴を上げて倒れる。