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「是!とにかくいいんだな?終結ちまって。そういう事なら早唆と狙撃せて的中いて、糞垂れの謎ロボットともお去場だ!」
ハンサムなスナイパー、ターゲットが照星を覗き、その利き指が引き金に掛かる。
照星の狭い視界の中では、半裸の筋肉と全身鎧。
二人の非常識な超人が、それぞれにそれぞれの対手を蹴散らし。
夜の都心を支配する、ピコーンピコーン軍団が首魁。
スペースロボット・Xカーまで一直線に、弾丸の道筋が拓かれている。
「一点狙撃…。」
ハンサムなスナイパー、ターゲットの意識が小さな円に。
ギリリ…ギリリ…と集約していく。
彼の意識が照星の円と、完全にひとつに重なった瞬間。
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーは動いた。