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「何物だ?其物は。」
「あ、いりますか?説明。これでこう、脇なぞを突っつきますと。痺れます。ビリっとね。ビリっとね。」
ハンサムなスナイパー、ターゲットは無言で止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーの肘を押し、『電撃イライラ棒』の先端で彼の発声器官を塞ぐ。
「アボァ。」
体内へ『電撃イライラ』を流し込まれた止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーが言葉にならない叫びを上げる。
「なにすんのさあ!!!」
「仕置きすぎたとは思惑わん。いいか。この状況…筋肉も鎧の大将もしくじることはねえだろうし、俺がここから外すなんてことは億が一にもありえねえ。お馬鹿さえ邪魔しなきゃ真事に終劇いなんだ。……?」
ハンサムなスナイパー、ターゲットの顔が不意に曇る。