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「…お前らは以前にデストロイト工業団地の秘密工場から資材を強奪した。それを用いてあのロボットを造った。…それで間違いはないか?」
こら。
ヨロイの旦那も僕チャンの好意を軽く流しておるのではない。
僕チャンはおコーヒーはいかがときいておるし、眼鏡くんはなんで旦那が飲み屋の裏でブッ倒れていたのかときいておるのだ。
シカトで話をすすめるなんて度胸。
そういうところなんだぞ、ヨロイの旦那。
え、ヨロイの旦那。
「………すまん。」
あれ。
いつもならこうやって、頭をボールペンでツンツンとかしたら。
「殺す!!」とか叫んで剣を振り振り、怒り狂って暴れだすのに。
そんなにマシーンマンさんの謎のお注射が効いちゃったのかね。
予想外に大人しいヨロイの旦那が、僕チャンなんだか心配になります。
ゴメンね旦那、俺様すこしキツく言いすぎたかも。
おコーヒー飲んで、おコーヒー。
お菓子も食べて、遠慮せず食べて。