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「あの糞馬鹿が公安ども引き導れて帰宅ってくる前に部屋を離脱れねえと…この俺の私生活が破壊されかねん!出発るぞ!!」
長髪のやつがオバマのキーを掴む。
「ハッシャシマス?」
「是認、発車しますだ。至急に車回巡してくれ!!」
長髪のやつがオバマのキーをロボ公に投げる。
ロボ公はウデを伸ばしてキーを受けとる。
俺は腹が減ったと思う。
「先刻固型食糧やっただろ!?いいから出………ピコーンピコーン。ピコーンピコーン。」
長髪のやつが突然わけのわからないことを言い出す。
こいつは最近よくこうやって、突然わけのわからないことを言い出すな。
急いで出かけるんじゃなかったのか。
急いで出かけるんじゃなかったのかと俺は思う。
おい。
腹が減ったぞ。