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電話もとりましたし、悪いと思っていないのに謝りましたし。

あとはPCを打てば本日の眼鏡の仕事は終了ですね。

午前中のこんな早い時間に一日の仕事の2/3を終わらせてしまうとは。

眼鏡は自分の有能さが怖くなります。

さて。

急ぐ必要もありませんから、そろそろ午前中の休憩を取らせて頂きましょう。

適時適切な気分転換。

休憩を取るのも仕事の内です。

眼鏡は席を立ち、喫茶コーナーへ向かいます。

眼鏡の後ろでは電話の向こうから、無職の方が何やら眼鏡に呼び掛けていますが。

あの携帯はそもそも眼鏡の携帯ではありませんし。

眼鏡が電話に出てあげただけでも、彼は自身の恵まれた人生に感謝の心を持つべきでしょう。

喫茶コーナーの窓から見下ろす街並み。

急ぐ方、立ち止まる方、そして謎のロボットを連れた馬鹿の方。

やっほー眼鏡くん!と満面の笑みで、大きく手を振っておられます。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。




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