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この携帯はそもそも。

すぐ腹の減る変なサイボーグの方の携帯であって、眼鏡の携帯ではないはずですが。

何故ゆえに。

眼鏡宛の電話が普通に、これにかかってくるのでしょう。

長髪の方の無職の方はいったい、どこに電話をかけているんでしょう。

眼鏡は疑問に思います。

馬鹿の考えはわかりません。

「松明焚(まった)くよお…本当(トゥリス)にいい加減(アバン)にしろよ、何暮時(いつ)まであの馬鹿と粗大ゴミ(ポンコツ)、追加(おまけ)にサイボーグのオッサンまで…俺の部屋(いえ)に放置(お)いとく気だ？」

眼鏡の疑問なぞお構いなしに。

長髪の方の無職の方は絶好調で、変なルビを振って喋っています。

はあ、変なサイボーグの方もいらっしゃるんですか。

それならこの携帯の番号も知ることが出来るかもしれませんね。

一応の話の整合性はつきます。

「馬鹿のやることだから」で済まさずにすむのがせめてもの収穫です。