表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/1502

2 - 5


そう。

磨きぬかれた人間の技術は、時に芸術(アート)の輝きを魅せる。

見事(ビブラッシォ)…だが。

手元の蝋燭小皿(キャンドル)背後(うしろ)(ほう)る。

スコン。

背中越しの硬質な音。

遊戯台中央、(ノイン)の撞球。

静かに奈落(ポケット)へ堕ちてゆく。

入れ替わり。

中央に残った蝋燭小皿(キャンドル)

ゆらりと揺れて、(ボッ)と灯る。

長距離からの一点狙撃(ポイントブランク)

それが狙撃手(スナイパー)、この俺の美学。

乱射で一石二鳥、三鳥。

確かにお見事(ビブラッシォ)…だが、俺の好みではない。

ワンショット・ワンキル。

呟くのは何時もの決め台詞。


()、と差し出されるカクテル。

店主(マスター)の一分の無駄もない動き。

至極当然、自然の小粋な計らい。

美女(ビューティ)がグラスを上げる。

グラスを合わせ、それに応える。

乾杯(チェラーゴ)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ