517/1502
6 ‐ 72
「ハッシャシマス?」
「マッチャシマス!」
部屋の奥から転輪をカーと。
滑行らせ近寄る2体のロボット。
おい!!
其奴を俺に近付けんなって言云ってんだろ!!
頑と蹴飛ばす粗大ゴミ。
寝室の奥へと動輪をガーと。
唸哮らせ退去りゆく2体のロボット。
ったく。
「…ターゲッち、今のはちょっちないんじゃないかと僕チャン思うな。ロボット差別はイクナイ。ロボにだって傷つく心はあるんだよ?」
馬鹿が神妙な表情をしてなんか言動ってるが。
此方は生命が掛架ってんだぞ?
致死ぬかもしれん発作の原因に駆走り寄られる、俺の心情も想像してみろ。