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朝だ。
糞垂れの朝がきやがった。
希望んでもいねえのに、朝になったら。
糞垂れのこの状況。
俺の部屋のこの惨状が。
目覚れば消える悪夢じゃねえと、嫌でも認識しなきゃいけねえ。
床には眼鏡が作業に使用った、道具や残材が散乱し。
「ハッシャシマス。」
「マッチャシマス。」
その上をところ狭矮しと転輪で駆動て回廻るロボット。
ガーと転輪の騒音を立て。
駆動て回廻る、2台のロボット。
「やあ、おはようございます。おはやいですね。おコーヒーはいかが?」
挙句にコーヒー喫茶でいる馬鹿。