表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/1502

2 - 4


()かれ逢い。

衝突(ぶつ)かりあった撞球、互いに別離(はな)れ。

1ツ、2ツ、3ツと。

奈落(ポケット)の闇へと飲み込まれていく。

お見事。

背中でグラスを揺するのは拍手の替わり。

浮かんだ氷と氷が()れる。


遊戯台を離れた美女(ビューティ)

その歩み、至極の当然に此方(こちら)へ向かい。

カウンターの隣、至極の自然に滑り込む。

間を置かず。

()、と差し出されるカクテル。

店主(マスター)の一分の無駄もない動き。

こちらも至極の当然、自然。

お隣のお客様からです、など野暮な事は言わない。

よく理解(わか)っているなと苦笑する。


どうやら。

水泳場(プール)と間違えて泳ぎに来た、というわけではなさそうだな。

()

グラスを傾け独り(ごち)るように呟く。

「馬鹿ね。」

水着と見紛うほどの。

薄い装束(ドレス)美女(ビューティ)、応えて微笑(わら)う。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ