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『一酸化バリトンニューム中毒症ちゅうのはですな。こう。一酸化バリトンニュームを体内に摂取してしまった場合に起こるもんでして。お腹のですな。このへんに、こう、貯まるんです。その、一酸化バリトンニュームがですな。うんこにならずに。お腹のですな、このへんに、こう、どんどん貯まった一酸化バリトンニュームがですな、濃縮されて、うんこにならずに。一定以上の濃度を超えるとですな、起こってしまうんです、体内で。その、共振現象がですな、ピコーンピコーンと。』
『ほう、ピコーンピコーン。』
『そう、ピコーンピコーンです。皆さんの身の回りにも最近、とつぜんピコーンピコーンと言い始めた方がいたらですな、この。一酸化バリトンニューム中毒症の疑いがあるわけですな。』
「聴いといた方がいいんじゃないですか、これ。」
「徴…糞が。馬鹿のお陰でこちとら流行の最先端てワケだ。」
モガァ。