表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
473/1502

6 ‐ 28


「まあまあ皆さん…確かに彼の言うことも一理あります。私も彼が毎回<当番>を勤めていることに軽い疑問を抱いてはいたのですが。」

円卓の一角、闇の中から穏やかな声。

「おっと。失礼。」

苦笑しながら右手を挙げる。

「ちなみに、彼の次の<当番>の方は…?」

大柄な身体がぐるり室内を見回す空気。

それにつられて各人各々、きょろきょろ互いを見回す空気。

部屋の空気が左右に振れる。

「ハー!!」

円卓の一角。

闇の中から奇声が上がる。

カッ、と照らすスポットライト、光の中に変な男。

ピンと背筋を伸ばし、挙手をしている。

変な男である。

「摘まみ出せ。」

<当番>の男が手元のボタンをポッチと押し、変な男の足元がパッカと割れる。

ピンと背筋を伸ばした無駄に良い姿勢のまま、変な男は宇宙に飲まれる。

「えぇ、若干不思議な展開がありましたが。本日の議題に移りたいと思います。」

<当番>の男が議事を進める。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ