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「聴いてるのかおい!返事くらいしろ!おい!無視するな、答えろ!!おい!」

偉そげな方の一人は携帯電話に、先ほどからしきりにどなっておられるようですが。

相手が電話に出ているということは、常識的に考えて聴いていると考えてよいのではないでしょうか。

相手がそう、例えば電話中に通話状態のまま黙って席を立ってしまうような非常識な方でない限り。

そんなにどならなくともいつかは返事がくるでしょう。

そのように眼鏡は思うのですが。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。

「キミね、そんなふうに部下を怒鳴るもんじゃないよ。精神的に萎縮してしまっては良い仕事もできないだろう?まして、電話口でね。一人で怒鳴り喚き散らしている姿が周りの目にどう映るか、一度考えてみたまえ。」

ニュースペイパーを読んでいた大柄な方が、穏やかな様子で口を開きました。

なかなか良いことを言う方ですね。

どなたかは存じ上げませんが。



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