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この宇宙時代。
自律行動するロボットなぞ珍妙しくもないが。
ましてお馬鹿の隣では、先刻から謎のロボットがコーヒー喫茶んでる訳だが。
コイツの認知っている社会的常識というのは、どうも世間一般の常識とは違うようだ。
馬鹿の考えは理解できない。
「今さあ、眼鏡くんにコレの設計図探してもらってるからさあ、インターネットで。出てくればなんかわかるんじゃね、角度とか。ま、気長に待とうや。おコーヒーはいかが?」
是か。
で、何故お馬鹿はその設計図とやらを待たずにガラクタ組上げちまったのか。
そこが俺には理解できないのだが。
とりあえず馬鹿の差出した俺のコーヒーを俺は喫茶む。
謎溶液を俺は噴出す。