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再たか。
彼時からだ。
この以前、馬鹿に詐称されて黒い謎溶液飲まされて以来。
俺は時折、意識が途切れて謎の点滅を繰返すようになった、らしい。
当然俺にその間の記憶はないが。
それだけに遺憾ともし難く、非常に俺は腹立たしい。
「…で。そのガラクタは一体、何時に待ったら起動くんだ。」
俺が点滅ってた間に制限は超過ぎてしまったようだ。
気を削がれた俺は致仕方無く、馬鹿に話を合わせてやることにする。
「そんなSFじゃあるまいし、本当に動くロボなんて出来るわけないじゃん。ターゲッち、大丈夫?」
馬鹿が心配そうに俺を診ている。
糞が。