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「ご搭乗の皆たま。当機はただいま危険宙域を脱しました、シートベルトはお外し頂いて結構ディス。目的地、シノバシティ2の3の5、プリメゾン菅原302号室まで今しばらく、宇宙の旅をお楽しみくだちい。ちんちん。」

謎の円盤、艦内に機長の挨拶が流れる。

「なんで俺の住所(アンドレ)既知()ってんだ。」

「いいってことよ。俺たちもうマブだろ?」

和む船内。

危機を脱したかに見えた謎の円盤、その前に。

宇宙空間に浮かんでいること自体が不自然な、甲冑騎士が立ち塞がる。

「残念だが行かせるわけにはいかん。」

「轢いちまえ。」

急加速する謎の円盤。

憐れ甲冑騎士は宇宙の彼方、暗黒の涯てまで吹き飛んでいく。

「ごめん。ブレーキとアクセル間違えちゃった。」

「いま『轢いちまえ』って言いましたよね?」

「いつかわかりあえる日もくるんじゃないかな。」


5人のギャング。

ファーストミッション、コンプリート。


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