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「まったく…どいつもこいつもさあ、なんか困るたびに超能力超能力って。そんな便利な超能力とか以前にさあ。この俺様ちゃんをいったい誰だと思っているんだい。え、誰だと思っているんだい。」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーは謎の操縦席へ、無造作にドッカと腰を下ろす。
「操縦できるんですか?」
「そぉーです♪俺様ちゃんがいま若者たちに人気ある外人、『5人のギャング』の止まらない男!ノンストップ・ラヴェンダーちゃんなんだよ?」
「ええ。聴くだけ無駄でした。」
眼鏡が眼鏡をクイッとやる。
「ま、待て!糞馬鹿が操縦すんのか!?せめて謎ロボにかわれ!」
よほど当たりどころが悪かったのか。
見事に鼻血を噴いて台無しになった顔のハンサムが駆け寄る。
「俺様ちゃんを止めるなんて、どこの誰にも出来ないんだぜ!」
合衆国軍宇宙艦隊、総攻撃開始。