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「愚問でありますよ准将どの。この俺様ちゃんを誰だと思っているんだい。」

「誰なのかね?」

「誰だねチミはってか。やるってか。」

ホログラフィーに映る合衆国宇宙軍准将からの最後通告。

この期に及んで止まらない男。

ノンストップ・ラヴェンダーはいつもの調子で応対する。

「許してもらえるラストチャンスを無駄に挑発して潰さないでもらえますか。」

眼鏡が眼鏡をクイッとやるが、時既に遅く。

「…そうか。あくまで我が意を通すか。」

「おい、腹が減ったぞ。」

「宇宙最強を誇る合衆国宇宙艦隊(われわれ)に、無謀にもたった5人で立ち向かうつもりか。」

「ハッシャシマス。」

「勇敢なる5人の若者達よ、諸君らのことは生涯忘れぬであろう。さらばだ。せめて君たちの為に祈ろう、アーメン。」

准将は静かに十字を切り、ホログラフィーの光はパワワワワワと次第に小さくなっていく。

合衆国軍宇宙艦隊の総攻撃開始まで。

2分。

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