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「２…１…。」

俺の余命、残すところあと１秒。

あのですね！？

何回も同じ事を申し上げて、恐縮なんですがね！？

俺の超能力は死ぬような状況に追い込めば、必ず発動するような便利なモンでもなくて、ですね！？

ぶっちゃけここまで追い詰められてまだ発動しないのは、これもう発動しないパターンきちゃってるっていうか。

ていうか。

フツーにこのまま「方向が変わ」らずに俺が死んじゃった場合。

今の詰んでる状況が続行するわけで、困るのは唯一最後の解決策を失ったミナサンの方。

なんじゃ、ないですかね！？

永遠とも感じる長い長い１秒。

人生最後の１秒に考える事がガッデムな仲間達の身の心配だなんて。

仕事は常にこのテの気遣い。

リーダーってのはつれぇモンです。

頬に巨大な拳が触れ、その後ろからは謎の閃光(ビーム)が迫ってくる。

俺が命を失う前に、ああ。

どうか「方向が変わり」ますように、クソッタレジーザス。