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「誠に遺憾ながら准将殿。俺はその糞馬鹿共って奴じゃあないんだ。」
ハンサムのターゲットがアメリカンジェスチャーで大袈裟に肩を竦める。
相手がアメリカ人、もとい、ジャスティス合衆国軍人であることを考えれば、彼の意図を伝えるには最適の選択であると言えよう。
「僕も違います。」
眼鏡のラジオコントロールが眼鏡ジェスチャーで眼鏡をクイッとやる。
いつ何時。
相手が誰であろうと彼はこの眼鏡ジェスチャーを選択する。
「なんと…君たちは巷で噂の5人のギャングではないのかね?」
「どーでもいいけどカメラあっちだよ。」
「!?」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーに指差され、素直にも振り返る初老の准将。
目の前にいるのは当然、彼の部下である合衆国軍人たちだが。
「まさか…では、君たちが…!?」
合衆国軍宇宙艦隊の総攻撃開始まで。
4分。