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「もしもし?ぼくぼく。コテプンだけど。ああよかった。ナイトインアーマーくんは無事だったんだねえ、まあ、無事だと思ってはいたんだけどねえ。すごい携帯電話だねえ、宇宙空間でも通話できるんだねえ。すごいねえ、すごいねえ。」

動く者なき部屋のなか。

小太りの男がすごいねえ、すごいねえと。

しきりに携帯電話に相槌を打つ。

余った顎と腹の肉が、すごいねえのたびにたぷたぷと揺れる。

「ぼくたち、もうすぐここから出るからねえ。退路の確保をお願いできるかなあ?あ、あとねえ。例のエスパーくんたちもこのあと出てくと思うから、そっちの処分もお願いしたいんだけど。うん。申し訳ないねえ。」

「…ふう。」

小太りがポッチと通話ボタンを押し、携帯電話をポケットにしまう。

「(ちょっと拷問(あそ)びすぎちゃったねえ。はやく兵士のみんなを起こして逃げないと、やばいよねえ。)」

合衆国軍宇宙艦隊の総攻撃開始まで。

15分。

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