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「確か。あなたを追い詰めれば超能力が発動して、全部なかったことになるとか前に言っていたように思うんですが。」
眼鏡の奴が眼鏡をクイッとやる。
「うーん、そんな事もあるかもね?」
馬鹿の奴は首を傾げてどっかを見ている。
「そいつは良い情報を聴いた。協力するぜ、眼鏡。」
髪の長い奴がガッシャとライフルを鳴らす。
おい、腹が減ったぞ。
俺はグゥゥと腹を鳴らす。
「ちょ。なんでそうキミタチは毎回毎回、僕チャンを殺して簡単に事態の収束をはかろうとするのかな。仲間の犠牲の上に成り立つ人生なんて、寂しいだけじゃないですか。」
馬鹿が口元ひきつらせ、一歩、一歩、後ずさりをする。
「生憎、俺は仲間じゃないんでな。」
「眼鏡は明日仕事なので。」
長い奴と眼鏡が馬鹿を追いつめる。
「ハッシャシマス?」
ハッシャシマスとロボ公はきく。
飯はまだなのか。