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「ちなみにですが。合衆国軍宇宙艦隊だけでなく、クロコップ共和国軍宇宙艦隊からも光子ミサイルの発射される予定があります。」
「ハッシャシマス。」
「……ッ!!」
髪の長い奴が青ざめた顔で部屋を飛び出そうとする。
馬鹿の奴がその肩を掴む。
「どこへ行こうと言うのかね?」
「離せ!こんな馬鹿だらけの部屋に居られるか!!俺は帰宅らせてもらう!!」
「まあそう慌てずに。ゆっくりしていってね!」
「あなたは少しは慌てたらどうなんですか?無駄に余裕こいてるのがさっきからムカつくんですけど。」
こいつらは本当に仲がいいな。
結婚してうまくいくことだろう。
うまくいくことだろうと俺は思う。
「眼鏡くんターゲッちも落ち着きなさいって。こっちには銀河最強のサイボーグのオッサンがついてるんだからさ。ほらオッサン、お仕事!」
馬鹿がポッケをがさがさとやる。
ようやく飯か。