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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第1話 止まらない男 (ノンストップ)
41/1502

1 - 40

「こいつはどうやら絶体絶命、見事に人生が壁にぶち当たったようだな。」


(HAHAHAHAHAHAHA。)


うるせえキムタク。

アメリカンジェスチャーやめろ。

「早いところ方向を変えた方が、身のためだと思いますが。」


(HAHAHAHAHAHAHA。)


うるせえ眼鏡。

眼鏡クイッてやるな。

あと、笑い声のSEうるせえ。

アメリカ人のクソッタレ。

情緒に欠けてるんだ。

これだからアメリカ人は。


だが、問題はアメリカ人じゃねえ。

目前に迫る生命の危機。

一歩ずつ迫る筋肉の恐怖。

無愛想なサイボーグのオッサンが静かに口を開く。

「飯を食わせて死ぬか、俺に殴られて死ぬか選べ。」


(HAHAHAHAHAHAHA。)


なんだその二択は!?

たまに「おい、腹が減ったぞ。」以外のセリフをしゃべったかと思えば。

畜生。

脳味噌が筋肉と真空管で出来てるくせに、ムダに洒落た言い回ししやがって!!



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