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「えー。俺止まらない男だしぃ。眼鏡くんが止めてよ。」
「僕は遠慮します。」
「ハッシャシマス?」
「遠慮してください。」
「んー。」
3人の視線は自然、残る一人に注がれる。
「どうぞどうぞ。」
「なんだ?腹が減ったぞ。」
半裸の筋肉サイボーグ、ソニックは既に腹が減ってしまっている。
「ほらオッサン、お仕事。」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーがポケットからマシュマロを取り出した。
「毎回都合良くお菓子が出てきますけど。そのポケット一体どうなってるんです?」
「備えあれば嬉しいなってね。仕事のできる男はポッケが違う。」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーは自慢げにポケットをポンポンと叩く。
その一方。
ハンサムのターゲットは口髭男をボコーンボコーンと叩く。
「(止めたって。)」
送られる×サイン。
半裸の筋肉がゆらりと近づき、巨大な拳骨がボコーンと落ちる。