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「まあ、つまり…俺様ちゃんには誰もかなわないって事だな!」
ザッハッハッハッハ。
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーが豪快に笑う。
「そうですか。おめでとうございます。」
「そーぉです、私が止まらない男。いま若者たちの人気ある外人、巷で噂のスペースギャング!ノンストップ・ラヴェンダーちゃんとぁ、ぁ俺様の事よぉ!」
「ハッシャシマス?」
「ええ、発射してあげてください。」
見栄を切る止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーの後ろで。
謎装置からポポンと花火が上がる。
「この俺様ちゃんを止めることなんて誰にも出来ないんだぜ!!」
部屋の中央。
結局一人だけ何もしなかった男が、積み重なった共和国兵を指さして何故かビッシィー!とポーズを決めている。
理不尽極まる行動の傍で。
ボコーン。
ボコーン。
惨劇の音が続いている。
「そろそろ止めてあげませんか?」
眼鏡が眼鏡をクイッとやる。