表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
257/1502

4 - 42


「飯はまだだ!点呼が終わるまで待て!」

当番看守が答える。

そうか。

飯はまだか。

今度の当番看守はわかりやすくていいな。

こいつはきっと、とても有能な奴なのに違いない。

違いないと俺は思う。

「237!」

「238!」

点呼が進む。

俺は239番だからな。

次は俺が応える番だ。

ところで。

おい。

腹が減ったぞ。

「飯はまだだ!いいから点呼に応じろ!すぐ終わるから!」

当番看守が俺に答える。

そうか。

すぐ終わるのか。

仕事が速いんだな、さすがこいつは有能な奴だ。

さすがこいつは有能な奴だと俺は思う。

「いいから点呼!おい!おいって!!!」

当番看守が俺を揺さぶる。

なんだ。

すぐ終わるのじゃないのか。

それなら俺は終わるまで待つぞ。

気にせず続けてくれ。

気にせず続けてくれと当番看守に俺は伝える。

「お前だよ!!!!!!」

ほら!点呼!ほら!と。

当番看守は俺を揺さぶる。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ