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「『5人のギャング』…では、なかったですかな。」

円卓の一角。

闇の中から、穏やかな声が話しかける。

ぬぅと挙げられた右手の甲に、斑のように目立つ古傷ひとつ。

「『5人のギャング』!5人いるから『5人のギャング』!なんとも安直だよねえ。『フォーティーン』の方がぜんぜん、カッコいいと思うよねえ。もっとこうセンスのいい…『怪盗戦隊ギャングレンジャー!』とかさあ、ねえ!」

ねえ!と同意を求める小太りの声。

パラパラパラと疎らな拍手。

場の総意は賛同半分、苦笑半分、と、いったところだろうか。

「ネーミングセンスの件はさておきまして…。我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配するという噂の宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』。極秘に進めているはずの秘密計画、それがこうも毎回毎回、当たり前のように邪魔されている。これは問題ではないですかな。」

穏やかな声がやんわりと話題を変え、新たな問題を提起する。

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