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「ハッシャシマス。」
ブウゥッ。
ブリブリブリブリッ。
運転席のロボ公がオバマのアクセルをふかす。
「逃がすな!撃て!撃て撃て、撃て!!」
ズダダッ。
ズダダダダダダッ。
看守たちの機関銃が一斉に火を噴く。
ガキンガキンと銃弾がコンクリートの床を叩き。
砕けた破片が跳ね飛び散っていく。
「ハッシャシマス。」
運転席のロボ公がオバマのスイッチをポッチと押す。
パッカと開くオバマのボンネット。
中からせり出す小型ミサイル。
発射音、爆音。
爆風、爆圧。
もうもうと立ち籠める土煙が晴れると。
看守たちは電話室ごと、跡形もなく吹き飛んでいる。
ロボ公。
そう、看守たちをいじめんでやってくれ。
あいつらは真面目なんだから。
あいつらは真面目なんだからと俺はロボ公に伝える。
ところで。
おい。
腹が減ったぞ。
「ハッシャシマス。」
ロボ公の胸がパッカと開き。
中からせり出すカツ丼のどんぶり。




