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「ハッシャ、シマス?」
謎のロボット。
マシーンマンは、相変わらず。
「何か」を発射しようとしている。
胸の回路がピコピコポンと電子音を立て、カラフルに光っている。
彼なりのなにか、感情のあらわれなのだろうか。
「ああ、いいんじゃないですか?発射しちゃって下さい。」
面倒臭そうに眼鏡、ラジオコントロールが答える。
「ハッシャシマス。」
マシーンマンのおなかの謎のハッチがパタン!と開く。
「発射すんな!!」
慌てたハンサム、ターゲットが謎のハッチをパタン!と閉める。
武装警官数百名に完全に包囲された4人のギャングは。
「一人が駄々こねている」という、わりとどうでもいい理由によりけっこうガチで、お手上げに近い状況にあった。
「方向を変えて」なかったことにできる、ノンストップは今ここにいない。
仲間の危機だ。
急げ、ノンストップ・ラヴェンダー。
走れ、ノンストップ・ラヴェンダー。




