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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第4話 機械男と衝撃波

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4 - 13


「ふーん?そおなんだあ。定刻より作業開始なんだあ。」

うんうんと頷く看守長。

今日の予定を把握できたようだ。

しっかりした部下がいて良かったな。

良かったな、と俺は思う。

「それで?定刻ってのは何時なのかなあ?僕の軍刑務所の定刻ってのは、8時だったと思うんだけどなあ?ねえ、何時?定刻って何時?」

ずいずいずいと。

看守長は近くの看守に尖らせた唇を近づけていく。

なんだ。

やっぱりキスするのか。

おかしな奴だな。

おかしな奴だな、と俺は思う。

「サー!イエッサー・サー!定刻とは、8時であります看守長殿!サー!」

精一杯後ろに身体を反らし。

看守長の唇から逃れながら近くの看守が答える。

こいつは本当にしっかりした看守だな。

若いのにたいしたものだ。

看守長も見習ったほうがいいんじゃないのか。

「へーえ、8時なんだあ。やっぱり作業開始は8時なんだよねえ。」

看守長はうんうんうんと頷いている。

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