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「残念だったなァ、ソニックゥ?俺はおっしゃる通りの新人看守なモンでなァ?お前のことなんか知らねェし、軍刑務所のローカルルールなんてモンも知りゃしねェ!銀河最強の筋肉サイボーグゥ?1年戦争における素手のモビルスーツ撃破スコアがトップだったァ?知らねェよ!知らねェ!俺にはそんなハッタリ通用しねえんだよ!え!?」
当番看守はぶるぶる震えながら。
当たり前のことを言う。
そうか。
俺もお前の事は知らんぞ。
お互い、今朝が初対面だからな。
当番看守に俺は伝える。
「…余裕かよ、ソニック。」
当番看守は憎々しげに。
俺に拳銃を突き付ける。
「だがなァ!実際、どーすんだこの状況ォ!?え?どーすんだってんだよこの、デコっぱちにピストル突き付けられてるこの状況ォ!?最強サイボーグさんよォ!どーしようもねえよなァ!?俺をナメた結果だよなァ!?」
当番看守はぐりぐりぐりと。
拳銃の先で額をえぐる。




