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「誰だいまふざけたことをぬかした奴はァ!貴様かァ!?」
当番看守が革鞭を振りつつ。
端から順に確かめていく。
「236番!貴様かァ!?237番!貴様かァ!?238番!貴様かァ!?239ば…。」
当番看守の足が止まる。
なんだ。
確認しないのか。
早くしろ、腹が減ったぞ。
当番看守に俺は伝える。
「…ちッ。240番!点呼どうしたァ!止めろと言ったか?さっさと続けろ!!」
パシーンと。
当番看守の革鞭が鳴る。
「…240。」
隣の240番は不満げに。
当番看守を睨み付ける。
「なんだァ?文句あるのかァ?」
ぐいと手に持った革鞭を。
240番の頬に突きつける当番看守。
「240番!文句があるのかときいている!返答せんかァ!!」
おい。
どうでもいいから早くしろ。
腹が減ったぞ。
当番看守に俺は伝える。
「…ちッ。いい気になるなよソニック。241番!点呼どうしたァ!」
当番看守は次へと進む。




