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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
213/1502

3 - 89


暗闇の宇宙空間。

遥か地球を見下ろす静止軌道上に浮かぶ、六角形の宇宙ステーション。

人呼んで『スペースペンタゴン』その内部、最上層のVIPルーム。

照明を絞った薄暗い室内に置かれた円卓を、14脚の椅子が囲う。

「…では、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称、『フォーティーン』。本日の定例会議を始めます。」

<当番>と書かれた三角のポップが置かれた席の男が発言する。

「その前に…、よろしいかな?」

穏やかな口調。

大柄の男が片手を挙げる。

その掌の甲に斑のように、大きく目立つ古傷ひとつ。

「発言どうぞ。」

<当番>の男が事務的に返答する。

「…私の席に変な車が停まっていて。…座れないんだが。」

円卓の視線が一斉に集まる先を。

カッ、と照らすスポット・ライト。

必要以上に流線型の、曲がれなそうな変な車の脇で。

大柄の男が困ったような笑みを浮かべて立っている。




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