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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)

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212/1502

3 - 88



ありがとう



ひらがな5文字のタイトル。

本文はなく、たったそれだけ。

差出人のアカウントは。

既に削除されてunknownとなっています。

ああ、そういえば。

懲罰人事で地方の子会社に異動になると。

そんな話を聴いた気もします。

もう会うこともないのでしょう。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。


さて。

底までスクロールしたメッセージの群れを。

天井までスクロールし直す無意味な作業。

画面を次々流れる数字、メッセージの着信時刻が。

過去から現在まで、足早に時を進めます。

ごく普通のサラリーマン眼鏡の感情なぞ気にもせず。

切なくなっている暇など与えず。

非情に時間は進みます。

最新のメッセージでは新しい課長が。

さっそく眼鏡を叱責していることでしょう。

なに一つ変わりのない眼鏡の日常。

また今日も。

電話とって、PC打って。

悪いと思っていないのに謝って。

眼鏡の日常が始まります。


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