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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
210/1502

3 - 86


さ。

今度こそ帰りますよ。

ほら、立った立った。

この期に及んでだらだらと。

体育座りを続ける無職の皆さんの。

尻を叩いて追い出しにかかります。

工場の外周は死屍累々。

煙を上げるパトロールカーがあちらこちらにひっくり返り。

機動隊の皆さんの呻き声が途切れ途切れに聴こえます。

悲惨(エゲツ)ねえ…。」

「眼鏡くん、相変わらず真面目な公務員の皆さんに容赦ねえな。恨みでもあんの?」

長髪の方と、馬鹿の方。

無職の二人が眼鏡を見ますが。

眼鏡は明日も仕事なんです。

早く帰りたいんです。

文句ありますか。


皆さん出ましたね。

では、最後の総仕上げ。

眼鏡はタッタッタ、と画面をタップ。

自動工場に設定されている。

非常用緊急自爆システムを起動させます。

これにて「ムーンロケット」のプロジェクトは完全に消滅。

一瞬。

美貌のニイヤマ課長の顔が頭を掠め。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。





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