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はあ。
どなたかは存じませんがこの状況。
眼鏡が急ぎ、走ったところで。
何かが変わるというものでもないと。
眼鏡はそう、思うのですが。
と、言いますか。
お馬鹿な4人がポケーと体育座りをしていて。
工場のコントロールルームでは変な男がしきりに「カンド5000バイ!ク、クヤシイケドカンジチャウ、ビクンビクン!」などと奇声を発しているこの状況。
眼鏡には現在のこの状況が。
いまひとつ理解できませんが。
まあ、とりあえず。
目の前でさっきから騒いでいるこの変な男がウザいので。
クレーンで吊るす。
ふるいでふるう。
プレッサーでペッチャンコ。
ああ、それとも。
この無駄にうるさい馬鹿のアンポンタンな脳ミソを取り出して。
「ムーンロケット」のAIのかわりに組み込んでやる。
と、いうのはどうでしょう。
眼鏡はタッタッタ、と画面をタップ。
自動工場のシステムにアクセスし、ロボットアームを操作します。




