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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
202/1502

3 - 78


()ッ…あの眼鏡。着信(デンワ)とる気ねーな。」

ハンサムなスナイパー。

ターゲットがいまいましげに呟く。

彼の2丁拳銃はとっくに弾切れとなっており。

腹を減らしたサイボーグ、ソニック。

ハナからやる気のない止まらない男、ノンストップ。

彼らとともに3人仲良く並んで数時間前から体育座りをしていた。

「ハッシャシマス。」

その前では謎のロボット。

マシーンマンが3790回めの発信(コール)をトライ。

プルルルルルルル。

プルルルルルルル。

プルルルルルルル。

呼び出し音が冬の午後にむなしく続く。

「がんばー。旦那、がんばー。」

止まらない男。

ノンストップがおざなりな声援を飛ばす。

やる気のない4人のギャングにかわり、甲冑の騎士。

ナイトインアーマーはただ一人。

無限に責めてくる猥褻な触手。

「ムーンロケット」組み立て用のロボットアームを、その手の長剣を振り振り撃退し続けている。


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