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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
197/1502

3 - 73


「ゲンバノナカデハ、ハシラナイ!ハー!」

スピーカーから変な声が現場での注意事項を伝える。

変な声である。

ガシャン。

クレーンに殴り飛ばされた甲冑の騎士が、重い金属音を立てベルトコンベヤーの上に落ちた。

「ダレガイチバンムノウナノカ、コレデハッキリシタヨウダナ、ハー!」

モインモインと回るモーター。

ベルトコンベヤーにどこかへ運ばれていく甲冑の騎士を、嘲りながら送り出す変な声。

「サテ…ツギハオマヘラノバンダ。ファクトリーニムダンデシンニュウスルフトドキモノドモ、ドウシテヤロウカ、ムシロ、ドゥシテヤロウカ。クレーンデツルス、フルイデフルウ、プレスデペッシャンコ…オォ、メイアンヒラメイタリ!オマヘラノアンポンタンナノーミソオトリダシテ、『ムーンロケット』ノAIノカワリニクミコンデヤルノワドウダ!!」

うねうねと。

なにやらいかがわしい動きのロボットアームが、4人のギャングに迫ってくる。

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