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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
195/1502

3 - 71


「ハー!」

静寂を引き裂く甲高い奇声。

ぎょっと固まる4人のギャング。

パッ、パッ、パッ、と次々に。

天井に電気の灯が(とも)る。

「カカッタナバカドモ!!コレデユータチハフクロノネズミ、コーモンノオオカミ!ココガユータチノグレイブトナルネ、ハー!!」

スピーカーから変な声が流れる。

変な声である。


グィーンィンィン。

クレーン。

ベルトコンベヤー。

工場中の製造機械が一斉に起動し、威嚇するように唸りをあげ回り始めた。


ガシャッ。


金属の擦れ合う重い足音。

思わず振り返る4人のギャング。


ガシャッ。


一歩、一歩。

踏みしめるような足取りで。

いつの間に工場内に入ったのか、甲冑の騎士がその距離を詰めてきている。

「…オッサン。」

「なんだ。腹が減ったぞ。」

「早ッッ!!」

4人のギャングに迫る危機(ピンチ)


ガシャッ。


ガシャッ。


ガシャッ。


ボコーン。




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